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マニュアル車のリセールバリューは高い?マニュアル車のメリットと売却時のポイントを解説
マニュアル車に乗っている方は、一度は自分の車が高く売れるか疑問に思った事があるのではないでしょうか。
今、日本では圧倒的にオートマ車の数が多いですが、マニュアル車の需要はどれくらいあるのでしょうか。
この記事では、マニュアル車を高く売るポイントについていくつか紹介していますので、是非最後までご覧ください。
目次
マニュアル車とオートマ車の違い
まず、マニュアル車とオートマ車の違いについておさらいしてみましょう。
マニュアル車(MT)とは「マニュアルトランスミッション車」の略称で、ドライバーが運転状況に応じてギア(変速機)を操作する必要があります。
それに対してオートマ車(AT)とは「オートマチックトランスミッション車」の略称で、ドライバーがアクセルを踏むと自動的にギアをチェンジしてくれます。
昔はマニュアル免許の取得が必須でしたが、1991年11月にAT限定免許の取得が可能となり、そこから徐々にオートマ車の人気が高まっていきました。
今では日本で普及している車の99%がオートマ車になります。
マニュアル車のメリット・デメリット
現在の日本においてはオートマ車が主流となっていますが、マニュアル車を好んで運転しているドライバーも見かけます。
そんなマニュアル車には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
以下の通り簡単にまとめてみました。
メリット
・運転状況に応じて、クラッチペダルを踏みながら手元のシフトバーを操作するため、自分の意のままに運転しているという実感を得られやすい
・アクセルペダルから足を離したときのレスポンスが早いので、エンジンブレーキが効きやすい
・ブレーキとエンジンの踏み間違いによる事故が起こりにくい
・海外ではマニュアル車が多いため、海外出張や旅行でのレンタカーを利用しやすい
デメリット
・ギアチェンジの操作に慣れるまで時間がかかる
・操作ミスによりエンストすることがある
・オートマ車と比べて免許の取得費用が高い
・現在はオートマ車が主流のため、マニュアル車における国内での販売台数が少ない
オートマ車と比較するとマニュアル車の方がリセールバリューが低い
リセールバリューとは「再販価値」のことで、一度購入したものを再び売るときの価値を指します。
年数が経過しても価値が下がりにくいものを「リセールバリューが高い」と表現し、逆に価値が下がるものを「リセールバリューが低い」と表現します。
それを踏まえて結論から申し上げると、オートマ車に比べマニュアル車の方がリセールバリューが低くなります。
その理由について説明させていただきます。
マニュアル車のリセールバリューが低い理由
冒頭でも説明させていただきましたが、日本でのオートマ車普及率は99%です。
マニュアル車は全体の1%しかありません。
その圧倒的な需要の違いにより、買取りの査定額もオートマ車の方が有利になる訳です。
ボディタイプによっては高値がつくことも
ですが例外もあり、一部のボディタイプでは高い値段がつく事があります。
それは、スポーツカータイプの車です。
スカイラインGT-Rやインプレッサ、ランサーエボリューションなどモータースポーツで活躍しているスポーツカーの代名詞とも言われるような車はマニュアル車の方が価値が高く、オートマ車よりも査定額が高い傾向にあります。
また、他にはジムニーやランクルなどの趣味性の高い車です。
こういった車を好んで乗る人は車の操作や、走りの楽しさを重視しているのでマニュアル車の方が人気があるのです。
マニュアル車を高く売るには
スポーツカータイプはマニュアル車の需要がある事はお分かりいただけたと思いますが、それ以外の車も含めて、どのようにマニュアル車を高く売れば良いか解説していきます。
中古車相場を把握して交渉材料にする
売却しようと思っている車の中古車相場を確認して、もしマニュアル車の相場が高いようであれば、査定時のアピールポイントとなります。
確認の仕方としては、中古車販売サイトなどを利用する方法があります。
検索画面で、車種を選択した後、絞り込みでオートマとマニュアルをそれぞれ検索してみます。
年式、グレード、走行距離など近いものがあれば比較をしてみてどちらの相場が高いかある程度確認ができるはずです。
社外パーツをアピールする
社外パーツ(メーカー純正品ではないもの)を付けている場合は、そのまま査定を受けてみる事をおすすめします。
なぜなら、無理に取り外してしまうと傷がつく可能性もありますし、内容によってはプラス査定になる可能性もあるからです。
評価されやすい社外パーツとしては、アルミホイール、オーディオ、カーナビなどです。
または、その車の魅力を最大限に引き出しているものはプラスに評価して貰えます。
例えば、ジムニー、ランクルなどのSUVでリフトアップをしていたり、カスタムしている場合はそのまま買い手がつく可能性が高いので、査定額が上がる可能性が高いです。
専門業者に依頼する
日本では、スポーツカー以外のマニュアル車の需要はほとんどありませんが、海外では依然マニュアル車の需要が高い国もあります。
そうした海外向けに輸出を行っている業者に査定を依頼してみるのも一つの方法です。
また、かなり少数ではありますが、全国にはニッチな車両を集めているマニアックな販売店も存在します。
店長やスタッフの趣味でスポーツタイプではなく、乗用車のマニュアル車を敢えて仕入れて販売していたりするので、そういったお店に査定をお願いすると、もしかすると高値で買い取ってくれるかもしれません。
まとめ
オートマ車の普及率が99%となっている日本においては、マニュアル車よりもオートマ車のリセールバリューが高くなるのは必然ですが、工夫次第ではマニュアル車の価値も上げていく事ができます。
また、海外においてはマニュアル車の需要が高い国もあるので、輸出を行っている販売店にコンタクトをとってみるのもいいでしょう。
かなりの少数派ではありますが、依然マニュアル派という人も存在します。
そういった方にピンポイントでアプローチできるようなニッチな販売店を探して相談してみるのも一つの手かもしれません。
以上、皆様の参考になりましたら幸いです。
ジャンクカー.jpでは、他店では納得のいく査定額が付かなかったマニュアル車も積極的に買取いたします。
マニュアル車の売却をご検討でしたら、ぜひ公式ラインやお電話からお気軽にお問い合わせください。