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未使用車(新古車)の買い時は?お得に未使用車を購入できる時期について解説

未使用車は、新車とほぼ変わらない状態ですが安く購入できるので人気があります。

売りに出されてもすぐになくなってしまったり、市場に出てくるタイミングも読めないので購入したいけれど困っている方も多いのではないでしょうか。

実は、未使用車はディーラーで登録される時期が大体決まっていて、タイミングによってはお得に購入できる可能性が高い時期もあります。

この記事では、未使用車を購入するメリット、デメリットと、お得に購入できる時期について解説させていただきます。

未使用車の定義

未使用車とは

未使用車は正式には「登録(届出)済未使用車」と言われています。

その言葉通り新車登録されてから一度も使用されていない車両の事を言います。

状態としてはほぼ新車と変わらないのですが、ナンバー登録されているので中古車扱いで販売されており、価格は新車よりも安く設定されています。

未使用車が市場に出回る理由

なぜこのような車が登録されているかというと、新車を販売しているディーラーが、メーカーから課せられている販売目標を達成する為に自社名義で新車登録を行っているからです。

販売目標を達成すると、メーカーからインセンティブが支払われるシステムになっているので、目標まであと数台足りないといった状況においてはディーラーが自ら在庫を買取り、自社名義で登録を行い、販売実績にカウントしているという実態があります。

「新古車」という言葉は現在は使用されていない

また、未使用車と同じような意味合いで使われている言葉で「新古車」もありますが、今ではほとんど使用されなくなっています。

平成28年に行われた自動車公正取引協議会によって「特に新しく優良であるという印象や誤認を与える」として、消費者の混乱を防ぐ為に使用が禁止されているからです。

未だに使用している販売店もありますが、自動車公正取引協議会に加盟していないと思われますので「未使用車」と表記している販売店の方が信頼できるでしょう。

未使用車を購入するメリット・デメリット

次に未使用車を購入する場合のメリット、デメリットについて説明させていただきます。

未使用車を購入する場合のメリット

価格が安い

最大のメリットは新車同様の状態でありながら価格が安いことです。

特に軽自動車については、新車の値引きがほとんどできない事を考慮すると未使用車はかなりお得だと言えます。

新車保証が継承できる

未使用車を購入すると新車保証を継承できる事が多いです。

メーカーによって詳細は異なりますので購入の際は販売店に確認してみましょう。

納車期間が短い

新車の場合だと、早い方でも大体納車まで1~2ヶ月ほどかかります。

車種や仕様によっては半年から1年近く待つ事もあります。

未使用車の場合は、早ければ数日~1週間ほどでの納車も可能となるでしょう。

自動車保険で新車割引が使える

未使用車は、車としては中古車の扱いですが自動車保険においては新車割引が適用できます。

保険会社によって詳細が異なりますので、加入予定の保険会社に内容を確認してみてください。

未使用車を購入する場合のデメリット

仕様の選択肢が少ない

新車を購入する際は希望の色、グレード、メーカーオプションなどを選択できますが、未使用車の場合は在庫限りの1点物となります。

新車よりも車検期間が短い

新車は購入時に3年間の車検期間がついていますが、未使用車の場合は登録時から3年間の車検期間が既に始まっているので、購入時には車検残が2~2年半くらいになっている事が多いです。

新車対象のキャンペーンが受けられない

国が行っている補助金や減税等のキャンペーンであったり、メーカーが展開している新車を対象とした低金利ローンなどのキャンペーンが受けられない事があります。

未使用車をお得に購入できる時期はいつ?

ディーラーが未使用車を登録する時期としては、車業界の繁忙期に合わせて集中する傾向にあります。

それぞれのタイミングについて説明させていただきます。

4月(3月の本決算直後)

自動車業界で最も忙しくなる時期は3月となります。

本決算に合わせて3月の販売目標を達成する為、目標に届かない分を自社名義登録で補う台数も増える傾向にあります。

本決算という事で、高い目標台数が設定されている事も多く、なかなか自力で達成するのが難しい為、それを補う為に未使用車がたくさん作られる訳です。

よって3月にたくさん登録された未使用車が、4月に売りに出される可能性が高いという事になります。

10月(9月の中間決算直後)

2番目に未使用車が多く市場に出てくるのは10月になります。

9月は自動車業界の中間決算となっているので、4月と同じ理由で10月に未使用車が市場に出回ってきます。

7月・12月(企業のボーナスが出る時期)

ボーナス月は需要が高まる為、それに合わせて販売店では在庫を確保していきます。

ですが4、10月に比べ未使用車はあまり作られませんので、在庫として残っていた車両が中古車販売店などに出回っている事が多いです。

以上が、未使用車が多く市場に出回ってくるタイミングとなります。

実は、これらの時期は安く未使用車を購入できるチャンスでもあります。

未使用車を大量に作ったあとは、短期間に売り払って次の繁忙期までに新車を置くスペースを確保したい為、販売店は値下げ広告やキャンペーンを打ち出している事が多いです。

最も在庫が多くなる4月、10月は販売店の広告をチェックしてみましょう。

その他、価格交渉を考えている方は以下のポイントを確認してみてください。

・走行距離が他の車両に比べて多い
・人気の無い車種、グレード、色
・車検残が少ない

これらは、中古車の値付けをする上でマイナスとなる要素なので、もし他の未使用車と比較してあまり価格差が無いようでしたら、価格交渉できる可能性があります。

参考としてみてください。

まとめ

以上、未使用車を購入する際のメリット、デメリットとお得に購入できる時期について解説させていただきました。

基本的には自動車業界の繁忙期に未使用車が多く作られる傾向にあります。

大量に在庫が作られた後は、販売店のキャンペーンが実施されたりするのでチェックしてみましょう。

以上、皆様の参考となりましたら幸いです。

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