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ステーションワゴンのリセールバリューって?ステーションワゴンの特徴、メリット・デメリット
現在ではSUVやミニバンに押され気味ではあるものの、根強いファンもいるステーションワゴン。
今回は、ステーションワゴンの特徴、メリット・デメリットについてご紹介します。気になる5年後のリセールバリューについても解説します。
目次
ステーションワゴンの特徴
ステーションワゴンはセダン並みの走行性能を維持したまま、トランクルームと乗車スペースをつなげカーゴスペースを広げたもので、まさにセダンとバンの「いいとこどり」のボディタイプです。
セダン同様、長距離走行時の操縦性も安定しており、なおかつ荷物が大量に積めます。1990年代には空前のステーションワゴンブームが起こったので、記憶に残っている人も多いでしょう。
このボディタイプの車種では、スバル レヴォーグ、トヨタ カローラフィールダー、アウディ アバント系などが有名です。
ステーションワゴンのメリット・デメリット
ステーションワゴンには次のようなメリットがあります。
ステーションワゴンのメリット
◎立体駐車場に問題なく駐車できるサイズ感
◎荷物がたくさん積める
◎車高が低いため、安定して運転できる
◎音が静か
◎使い勝手が良い
ステーションワゴンは、セダンの走行性とバンの積載力を兼ね備えたボディタイプなので多くのメリットがあります。
一定の積荷スペースを確保できるので、買い物や旅行に行く際も荷物が積みやすく、多用途に活躍します。車高が低いため、子どもや高齢者でも乗り降りがしやすく、長距離の走行時にも安心して運転できます。
また、燃費性能も、SUVやミニバンより優れている車種が多くラインナップされているので、維持費の節約にもつながります。
ステーションワゴンのデメリット
一方で、ステーションワゴンには次のようなデメリットがあります。
×狭い場所での乗り降りがしづらい
×国産の車種が少ない
×市場での需要が低いので、高値で売却できない
走行性と積載力を兼ね備えているステーションワゴンですが、市場での需要はかつてほどの勢いはないようです。
国産車では2022年現在、新車のラインナップが5台しかなく、輸入車が中心になっています。
現在では、走行性よりも室内の快適さが重視される傾向が強いため、スライドドアが搭載されていて車高が高く、室内空間が広いミニバンやSUVの方が人気があります。
また、昔ブームになったボディタイプなだけに、今乗っていると少し古く見えてしまう、というのも人気が低迷している理由のひとつのようです。
ステーションワゴンの5年後のリセールバリューは?
リセールバリューとは、クルマの再販価格のことです。
具体的には、新車時に買った価格で買取価格を割ったもので、平均的には3年後5~6割程度になるといわれています。
車種やグレードにもよるので、一概にはいえませんが、SUVやミニワゴンの需要の高さと比較すると、リセールバリューは高くありません。
他車種との比較
次に、ステーションワゴンを購入する際に比較検討されることが多い車種との違いを解説します。
ミニバンとの比較
ミニバンはもともと商用車の居住性を高くしたものなので、荷物の積載性にするのに優れており、ステーションワゴンより多くの人数を乗せることができます。
しかし、商用車からの派生形であるという特性から、走行性はステーションワゴンの方が高いです。また、ミニバンは車高が高いためSUV同様、立体駐車場に停められないというケースもあります。家族の人数が多く、荷物をたくさん積む必要がある場合は、ミニバンの方が重宝しそうです。
セダンとの比較
走行性の高さという点では、ステーションワゴンはセダンには敵いません。高速道路などの走行時の快適さはやはりセダンの方が勝ります。
また、車内の静かさも居住空間とカーゴスペースが分離した設計になっているセダンの方が優れています。一方で、積載力はステーションワゴンの方が高いので、多くの荷物を運ぶことが多い場合はステーションワゴンの方がおすすめです。
ステーションワゴンの選び方の3つのポイント
最後に、ステーションワゴンを選ぶときに重視すべき3つのポイントについて解説します。
用途に合わせたサイズで選ぶ
用途に適したサイズのステーションワゴンを選びましょう。買い物や通勤などで利用することが多いなら、全長4.4m前後のコンパクトな車種がおすすめです。
狭い道でもスムーズに走ることができ、限られた駐車スペースでも駐車しやすい大きさです。旅行やレジャーで利用することが多いなら、、全長5m以上の大型車がおすすめです。キャンプやスキーにお出かけする際に、荷物をたくさん載せられるので、選択肢が広がります。
予算に合った価格帯で選ぶ
他の車種を選ぶときにも共通していえることですが、ご自身の予算を踏まえて、無理のない範囲で購入できるクルマを選びましょう。
特に、ステーションワゴンの場合、希望の車種が予算と合わないときには、中古車を検討するのもひとつの手段かもしれません。状態が良く、走行距離の少ないものが見つかる可能性があります。
トータルの維持費で選ぶ
ステーションワゴンのなかでも、特に輸入車であるBMWやアウディは軽油を使用するディーゼルエンジン車をラインナップしています。
燃費のいい車は少ない燃料で長距離を走行できるため、結果的にはランニングコストを節約できる可能性があります。特に日頃長距離を運転する機会が多い方には、ディーゼルエンジン車を選択肢にいれることをおすすめします。
まとめ
ステーションワゴンの特徴、メリット・デメリットについてご紹介しました。
ステーションワゴンはセダンとバンのいいとこ取りのボディタイプです。もしステーションワゴンのご購入をお考えでしたら、中古車で検討するのもひとつかもしれませんね。
値段がつきづらい、古いステーションワゴンの売却のご相談にものりますので、ぜひ公式ラインからお気軽にご連絡ください。新車・中古車問わず、はじめてのクルマ選びのご相談にものらせていただきます。