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セダンは乗り心地はいいけど燃費が悪いって本当?セダンの特徴とメリット・デメリット
セダンと聞くとまず思い浮かぶのが、優れた乗り心地と高い安全性です。セダン=高級とイメージされる方も多いのではないでしょうか。
これは、セダンがエンジンルーム、客室、荷室と3つのスペースによって構成されており、それぞれのスペースが分離されているためです。
この記事では、セダンの特徴、メリット・デメリットについてご紹介します。
目次
セダンの特徴
教習車やタクシーとして幅広く利用されているため、クルマといえば、セダンを思い浮かべる人も多いと思います。
セダンの特徴は、エンジンルーム、居住スペース、トランクルームと車内が3つのスペースに分離しており、4ドアである点です。
また、多くのセダンが排気量1,500㏄なのに対し、クラウンやマークXのように排気量が3,000㏄を超える馬力がある車種もあり、ひとくちにセダンといっても車種によって、排気量にかなり差があることがわかります。
しかし、排気量が平均して大きいだけに高速道路を走行している時でもゆったりして快適に過ごせます。
セダンのメリット・デメリット
セダンのメリット
セダンには次のようなメリットがあります。
◎他の車種と比較して圧倒的に乗り心地が良い
◎車高が低いため、走行安定性が抜群
◎前方、後方からの衝撃に強い
◎車内が静かで過ごしやすい
◎中古車で購入する方がお得
セダンには様々なメリットありますが、セダンが選ばれる理由のひとつは、他のボディタイプと比較した際の圧倒的な乗り心地の良さにあります。
セダンは重心が低いため、横風の影響を受けにくく、高速道路の走行時も快適です。
また、セダンはエンジンルームと居住スペースが完全に分離しているので、エンジンの音や路上の騒音も居住スペースに入ってきません。
したがって、運転中はまるでホテルの一室にいるような快適さで過ごすことができます。高級車にセダンが多いのもこのためです。
セダンのデメリット
一方、セダンには次のようなデメリットがあります。
×乗り降りがしづらい
×速度超過になりやすい
×大きな荷物が積みづらい
×燃費があまり良くない
×中古車として値段がつきにくい
セダンを選ぶうえで、デメリットとして考慮しておくべき点のひとつは、中古車として売却する際値段が付きにくい点です。
トヨタのクラウンや日産のスカイラインなど、人気の高い車種もありますが、軽自動車やコンパクトカーと比較して需要が高くないため、リセールバリューが低い傾向にあります。
しかし、購入する側の立場に立ってみると、中古車のセダンは購入しやすいというメリットがあるともいえます。
セダンは本当に燃費が悪いのか?
自動車の燃費はエンジン性能に拠るところが大きいため、「セダン=燃費が悪い」と一概にいうことはできません。
セダンの中にも、トヨタのプリウスをはじめ、高い燃費性能を誇るハイブリッド車も多くあります。
セダンは、車体の全長が全長4,500mm以下のものから5,000mm以上のものまで、かなり幅があるので、燃費が気になる方はサイズのコンパクトなものを選ぶといいかもしれません。
他車種との比較
次に、セダンを購入する際に比較検討されることが多い車種との違いを解説します。
ミニバンとの比較
ミニバンは、セダンと比べると定員が多く、荷物も多く積める点が魅力的です。車高が高くて乗り降りが楽なので、子どもや高齢者がご家族にいる場合は、ミニバンの方が使い勝手が良いことも。
一方で、安全性はセダンと比べると低く、側面追突時には横転してしまうこともあります。走行時の安定感では、車高が低いセダンのほうが有利です。
クーペとの比較
セダンとクーペの違いはドアの数です。セダンが4ドアなのに比べ、クーペは2ドアで運動性能やデザイン性に重きをおいた車種になります。
クーペは、乗車人数2人のモデルも多く、実用性は低いので、子どもがいるご家庭にはセダンの方が使いやすいかもしれません。
セダンの選び方の3つのポイント
最後に、セダンを選ぶときに重視すべき3つのポイントについて解説します。
サイズを重視して選ぶ
セダンはSサイズ、Mサイズ、Lサイズとサイズによって排気量やボディのサイズが大きく異なります。
Sサイズを代表する車種は、トヨタのアリオンや日産のシルフィ、スズキのSX4セダンなどで、全長が4.4〜4.6m、排気量も1200㏄ほどと運転に自信がない方でも運転しやすいサイズ感です。
これと比較して、トヨタのクラウンや日産のフーガに代表されるLサイズは、全長が4.9〜5.2m、排気量も3,500~5,000㏄にもなり、インテリアもかなり豪華なタイプが多くなります。
当然、サイズが大きくなれば維持費も高くなりますので、用途に沿った車種を選ぶことが重要です。
トータルの維持費で選ぶ
セダンは購入するサイズによって、燃費の良さや自動車税のかかり方がかわってきます。
一般的には、Mサイズが最も燃費が良く、エコカー減税の対象となる車種が多いです。自動車税や重要税は、Lサイズが最も高額になります。
予算に合った価格帯で選ぶ
他の車種を選ぶときにも共通していえることですが、ご自身の予算を踏まえて、無理のない範囲で購入できるクルマを選びましょう。
特にセダンの場合、希望の車種が予算と合わない場合、中古車を検討するのもひとつの手段かもしれません。状態が良く、走行距離の少ないものが見つかる可能性があります。
まとめ
セダンの特徴、メリット・デメリットについてご紹介しました。
セダンは他のボディタイプとと比較して抜群に乗り心地がよい点が1番の魅力です。
もしセダンのご購入をお考えでしたら、中古車で検討するのもひとつかもしれませんね。
値段がつきづらい、古いセダンの売却のご相談にものりますので、ぜひ公式ラインからお気軽にご連絡ください。新車・中古車問わず、はじめてのクルマ選びのご相談にものらせていただきます。