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インロック(キー閉じ)してしまったらどうする?対処法を解説

スマートキーの普及で、キーレスエントリーと比較して利便性はかなり向上しましたが、使用には注意が必要です。

特にインロック(キー閉じ)は年間15万件以上発生しており、JAFによると、原因の大半は利用者の人為的ミスとされています。

この記事では、身近なトラブルであるインロック(キー閉じ)の対策と、実際にインロックが起きてしまった時の対処方法について解説します。

インロック(キー閉じ)とは?

インロック(キー閉じ)とは

インロック(キー閉じ)とは、クルマのカギを車内に残したまま、クルマのドアを施錠してしまう状態のことです。

直近10年で、スマートキーの車両への標準装備が進んだことによって、インロック(キー閉じ)は起こりにくくなったはずでした。しかし、実際には今でも年間15万件を超える救護要請があるといいます(JAF調べ)。

スマートキーの特徴

スマートキーはクルマとリモコンの双方から電波を発信し、相互に情報を送りあっています。

スマートキーとクルマは、周波数の異なる微弱な電波を送りあっていて、電波が微弱であるために、約半径0.5~1m以内に双方が存在いない限り、反応しません。

このようにして、他車のキーに作動することを防いでいます。

この微弱電波がなんらかの理由で低下したり、電池の電力低下により、動作が不安定になってしまうことも、キー閉じの一因となっているようです。

インロック(キー閉じ)の原因

インロックはどのようなことが原因で起こってしまうのでしょうか。

スマートキーの電池切れやセンサーの誤作動

1つめはスマートキーの誤作動や電池切れといったケースです。

スマートキーの電池が消耗すると電波を出したり受信する力が弱くなり、場合によっては周辺に鍵がないと認識してしまうことがあるのです。

そのためキーの閉じ込みを引き起こしてしまうことがあります。

また、スマートキーは精密機械ですので、100%誤作動が起きないとも限りません。

センサーの誤作動が原因で、キー閉じが発生してしまうこともあり得ます。

鍵を車内に置いたままドアの施錠ボタンを押す

2つめは、いわゆるヒューマンエラーが原因のケースです。

スマートキーが入っているバッグをクルマに積み込んでドアの施錠をしてしまったり、スマートキーが車内にある状態で車内にいる子どもが誤ってドアを施錠してしまうことがあります。

特にキー閉じの原因の5割以上はヒューマンエラーが発生原因といわれています。

インロック(キー閉じ)してしまった場合の対処

それでは具体的にインロックしてしまった場合、具体的にどのように対処すればよいのでしょう。

119番に連絡する

車内に子どもや病人、お年寄りが閉じ込められてしまっているような場合は、迷わず119番に連絡しましょう。

特に外の気温が暑かったり、寒かったりする場合は危険です。人命に関わることなので、迷わず通報しましょう。

ロードサービス、カギ業者を利用する

緊急性が高くない場合は、一般的にはロードサービスかカギ業者に連絡してカギを開けてもらいます。

自動車保険にロードサービスが付帯していたり、JAFの会員である場合は、ロードサービスを利用すれば無料でサービスを受けられることがあります。

いずれかに該当しない場合には、カギ業者に連絡すれば、すぐに駆け付けて対応してくれます。

スペアキーを取りに戻る(持ってきてもらう)

インロックの現場が自宅から徒歩圏内で、なおかつ緊急性が高くない場合には、スペアキーを取りに戻る(持ってきてもらう)ことでカギを開けることができます。

日ごろから、スペアキーの置き場所を家族のなか共有しておくとよいでしょう。

ドアガラスを割る

緊急性がかなり高いけれど、なかなか救援が来ないという場合には、ご自身でクルマのドアガラスを割るという最終手段があります。

ドアガラスの窓枠に近い部分を、脱出ハンマーや鋭利な先端を持つ道具で叩き割ります。

フロントのドアガラスよりもリヤの部分の方が、ガラスの面積が少なく修理時も安く済みます。

脱出用ハンマー

まとめ

以上、スマートキーでキー閉じしてしまった場合の具体的な対処法について解説しました。

特に緊急性が高い場合は、迷わず119番に通報してください。

最近では、カギのある場所から離れるとアラームが鳴る仕組みになっているような予防アプリもあるので、併用してキー閉じが起こらないように気をつけたいですね。

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