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ハイブリッド車が向いている人・向いていない人について解説

世界初の量産型ハイブリッド・カー「プリウス」が誕生したのは1997年12月のこと。

クルマを購入する際にハイブリッド車を検討されている方も多いのではないでしょうか。

ハイブリッド車を購入するその前に、ご自身がハイブリッド車に向いているのか、向いていないのかを確認しましょう。

ハイブリッド車の定義

ハイブリッドとは、そもそも【組み合わせる】といった意味合いがあり、ハイブリッド車に関しては電気モーターとエンジンを【組み合わせたもの】となります。

ハイブリッド車(HV、Hybrid Vehicle)とは、エンジンと電気モーターなど動作原理の異なる複数の動力源を搭載した自動車のことです

https://tenbou.nies.go.jp/science/description/detail.php?id=19

電気とモーターとエンジンを組み合わせることによる、最も大きなメリットは、環境に悪いとされるエンジンの稼働を抑え、代わりに電気モーターを作動することで、燃料の消費が抑えられ、燃費が良くなるということです。

燃費の消費が抑えられ、さらに環境にも優しいので、まさに一石二鳥の機構といえます。

ハイブリッド車の種類

ハイブリッド車には構造により大きく分けると3つの種類に分類できます。

・マイルドハイブリッド
・PHEV、PHV(プラグインハイブリッド)
・ストロングハイブリッド

これらの3種類の構造は電気モーターとエンジンを組み合わせた機構という点は共通していますが、実は構造は全く違います。

次にそれぞれのハイブリッドの種類の特徴について説明していきます。

マイルドハイブリッド

マイルドハイブリッドは、ハイブリッド車の定義の中には当てはまりますが、電気モーターに関しては走行に使えるほどの物ではなく、あくまで走行のアシスト的な役割で付いている小型のモーターです。

したがって、燃費への影響も一番少ないモデルとなります。

プラグインハイブリッド

プラグインハイブリッドは、エンジンのみモーターのみで走行が可能でバッテリー残量や状況によって使い分けられます。

またバッテリーの充電を外部コンセントから行うことが可能で、ご家庭や充電ステーションで充電をすることが可能です。

PHEVは三菱、ホンダの呼称、PHVはトヨタの呼称で同じ意味合いとなります。

ストロングハイブリッド

ストロングハイブリッドは、外部からの充電機構が付いておらず搭載バッテリーは、エンジンの発電により充電します。

方式もメーカーにより異なります。

ハイブリッド車で有名な初代トヨタプリウスは、電気モーターでの走行もエンジンでの走行も可能でバッテリーが少なくなるとエンジンがメインで働くといったシステムを採用しています。

日産のe-POWERでは、走行はあくまで電気モーターを使い、エンジンは発電のみに使用します。

この方式であれば走りも電気自動車そのものです。

ハイブリッド車が向いている人、向いていない人

ハイブリッド車が向いている人

ハイブリッド車に向いている人のタイプは以下の通りです。

・街中での走行が多い
・渋滞に巻き込まれることが多い
・静粛性を重視したい
・防災意識の高い人
・エコ意識の高い人

エンジンのみの車両とハイブリッド車の燃料消費量の差で最も大きいのは、発進と停止を繰り返すようなシチュエーションがある場合です。

ハイブリッド車は減速時に回生ブレーキによって電気が充電され、その貯めた電気を発進時のアシストに使用するため、燃料の消費が抑えられます。

それによって静粛性も保たれます。

マイルドハイブリッド車にはありませんが、プラグインハイブリッド車やストロングハイブリッド車には100VのAC出力、つまり家庭用電源が、標準Orオプション設定で付けられるモデルが近年では増えてきました。

なかには1500Wもの高出力が可能なモデルも存在し、いざという時には非常電源としても利用できるので、災害時にも役立ちます。

ハイブリッド車が向いていない人

逆にハイブリッド車に向いていない人のタイプは以下の通りです。

・ちょい乗りが多い
・高速道路を利用することが多い
・極寒の地域にお住まいの方

ガソリン車に比べてガソリン代が安くなったと実感できるのは、走行距離の多い人です。

年間走行距離がもともと少ない、ちょい乗りが多い人はハイブリッド車の恩恵をあまり受けられません。

高速道路を多く走る人も、燃費が良くなったという実感は少なくなります。

高速走行ではモーターも多く電気を必要とし、エンジンもフル回転になってしまうためです。

同じくエンジンがフル回転してしまうのが暖房です。

マイルドハイブリッドでは、もともとエンジンがメインなのでヒーターホースがあり、エンジンの熱を利用して温風を出すことが可能ですが、一部のハイブリッド車ではバッテリー走行がメインとなってしまいエンジンが温まらず、暖房があまり効きません。

PTCヒーター、つまり電気を使ったヒーターを採用しているモデルも最近ではありますので、極寒地は電気式のヒーターを採用しているモデルをおすすめします。

まとめ

ハイブリッド車はガソリン車と電気自動車の「いいトコ取り」の車です。

電気自動車の静粛性、加速を味わいつつも、エンジンで発電・走行も可能という点が大きな特徴です。

その特徴ゆえに、ご家庭でコンセントから充電したり、災害時には発電機として活用することもできます。

ただの移動のための自動車ではなく、いざというときに電源としても利用できるという点もハイブリッド車を選ぶうえで重要なポイントになるかもしれません。

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