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チャイルドシートの選び方、都内の無料貸し出し制度について1歳児の父親が解説!
昨年娘が生まれた我が家では、退院時にクルマでお迎えに行ったので、早速チャイルドシートが必要になりました。
赤ちゃん用品の売り場に並んでいるたくさんのチャイルドシートの中から、月齢やクルマの大きさに合わせて、どのように選んだらよいかを解説します。
なお、東京都内にはチャイルドシートの購入に補助金が出たり、無料で貸し出しを行っている自治体もありますので、併せてご紹介いたします。
目次
チャイルドシートを選ぶ
チャイルドシートには、適応年齢によって、大きくわけて3種類のチャイルドシートあります。
新生児であればベビーシート、1歳を過ぎたらチャイルドシートの購入がおすすめです。
それでは具体的にチャイルドシートを選ぶときのポイントについてみていきましょう。
ポイント①適応年齢や体重によって種別を選ぶ
最初のポイントは、適応年齢や体重から子どもにあったチャイルドシートの種類を選ぶことです。
・乳児用(ベビーシート)
体重:13kg未満
身長:70cm以下
年齢:新生児~1歳くらいの乳児が対象
・幼児用(チャイルドシート)
体重:9~18kg
身長:65~100cm
年齢:1歳~4歳くらいの幼児が対象
・学童用(ジュニアシート)
体重:15~36kg
身長:135cm以下
年齢:4~10歳くらいの学童が対象
ポイント②固定方式によって選ぶ
次のポイントは、チャイルドシートの固定方法です。
チャイルドシートの取り付け方法には、「シートベルト固定タイプ」と「ISOFIX(アイソフィックス)タイプ」の2つがあります。
それぞれの固定方式の特徴を簡潔にまとめました。
ISOFIXタイプのメリットとデメリット
<メリット>
・誰でも簡単に取り付け可能
・万が一の時に子どもの衝撃を軽減できる
<デメリット>
・シートベルト固定タイプと比較して高価な製品が多い
・2012年7月以降の製品にしか搭載されていない
シートベルト固定タイプのメリット・デメリット
<メリット>
・ISOFIXタイプと比較して安価な製品が多い
・年式の古い車でも装着が可能
<デメリット>
・装着にコツが必要
実際に、チャイルドシート売り場に行ってみると、最新式のものはISOFIXタイプがほとんどで、価格も2万円ぐらいからの高額のものが多いという印象でした。
一方、シートベルト固定タイプで非回転式のものは数千円から購入でき、短期間しか使わないものと割り切って考えるのであれば選択肢のひとつになると思います。
お持ちのクルマがISOFIX対応かどうかは、赤ちゃん用品のお店の方に数字及びローマ字で表記されている車両形式(型番)を伝えれば調べてもらえます。
ちなみにこちらのサイトでも検索可能です。
ポイント③回転式か非回転式かで選ぶ
3つめのポイントは、シートが回転式のものか非回転式のものかです。
回転式のチャイルドシートと非回転式のものの特徴は以下の通りです。
回転式のメリット・デメリット
<メリット>
・赤ちゃんの乗せ降ろしの負担が軽減でき、お世話もしやすい
<デメリット>
・構造が複雑な分本体サイズが大きく、重くなる
・非回転式と比較して高価な製品が多い
非回転式のメリット・デメリット
<メリット>
・軽くて持ち運びがしやすい
・回転式と比較して安価な製品が多い
<デメリット>
・赤ちゃんの乗せ降ろしの負担が大きく、お世話しづらい
我が家は、非回転式のチャイルドシートを選び、進行方向に対して後ろ向きに設置していましたが、赤ちゃんの乗せ降ろしは正直かなり大変でした。
一方で回転式は利便性も高いですが、構造が複雑な分シートは大きく重くなるので、付け外しをせず、チャイルドシートを1台の車で使用する場合にはおすすめです。
車の大きさ別、おすすめチャイルドシート
ここまでで、どのチャイルドシートのタイプがご自身のご家族のライフスタイルに最適であるかがだんだんわかってきたかと思います。
最後に、お乗りのクルマの大きさに合うチャイルドシートのタイプについて検討します。
実は我が家では当初、回転式のISOFIXタイプのチャイルドシートを購入予定でした。
しかし、実際に設置してみると、思ったより大きくて後部座席はギチギチに。
買ってから後悔しないよう、購入時にはぜひ、下記の車種別おすすめチャイルドシートタイプを参考にしてください。
<車種別おすすめチャイルドシートタイプ>
- 軽自動車(普通ドア):回転式、コンパクト
※機能的には回転式がいいですが後部座席はかなり狭くなります - 軽自動車(スライドドア):回転式、コンパクト
※実際には非回転式でも問題なく使用できます) - セダン:回転式、コンパクト
- ミニバン(普通ドア):回転式、コンパクト
- ミニバン(スライドドア):回転式、コンパクトなどなんでも
- SUV:回転式、座面が低いタイプ
特に軽自動車の場合、スライドドアかそうでないかによってチャイルドシートに求める機能は変わってくると思います。
スライドドアは横に駐車しているクルマや壁を気にする必要がないので、非回転式のチャイルドシートを選んでも問題なく使用できます。
一方で普通ドアの場合は、横にクルマや壁があった場合、ドアを大きく開けることができないので実際には回転式が便利です。
東京都内のチャイルドシート補助金制度や無料貸し出しについて
東京都内でチャイルドシートの補助金制度がある自治体
2023年8月現在、東京都内にはチャイルドシート購入時に補助金を支給する制度をもつ自治体はありません。
東京都内でチャイルドシートの無料貸し出し制度がある自治体
2023年8月現在、下記の2つの自治体では、チャイルドシートの無料貸し出しやレンタル料の割引を行っています。
こちらの自治体にお住まいでしたらこの制度を活用するのもおすすめです。
江東区 | 1.出産前15日間無料サービス 2.お届け時取付無料 3.あっせん価格でのレンタル 詳細についてはこちら |
目黒区 | 1歳児未満用は6か月4,800円から。 その他のチャイルドシートは通常料金の 15パーセント引で利用可能 詳細についてはこちら |
まとめ
チャイルドシートの選び方について先輩パパとして解説させていただきました。
繰り返しになりますが、必ず購入前に実際に乗っているクルマにチャイルドシートを設置してみてください。
もしかしたらイメージと違う、なんてことがあるかもしれません。
また本文中でご紹介した購入時の補助金制度や無料貸し出しの仕組みがある自治体にお住いの場合は、そういった制度をぜひ活用してください。
この記事が後悔のないチャイルドシート選びのご参考になれば幸いです。