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キャンピングカーの維持費は意外と安い?8ナンバーは税金の優遇も

近年のコロナ禍の影響で、アウトドアやグランピングがブームになり「蜜」を避けながらも旅行へ行けるキャンピングカーもブームになっています。

キャンピングカーの購入を考えているけど「維持するのにはいくらぐらいかかるんだろう?」といった疑問や不安をお持ちの方のために、キャンピングカーの維持費について解説します。

キャンピングカーの種類

キャンピングカーには様々な種類があり、車種や仕様によって維持費が変わってきます。

まず、最初にキャンピングカーの種類と選択できるナンバーについてご紹介します。

ナンバーの種類によって、自動車税と自動車重量税の課税が変わってくるためです。

バンコン

バンコンとはバンをベースとしたキャンピングカーで、キャラバンやハイエース、タウンエースやNV200がベース車両として挙げられます。

バンコンでは、あえて8ナンバー登録をしないで乗る方法もあります。8ナンバーにしない方法とは元の登録ナンバーのまま乗ることです(1ナンバー、4ナンバー、5ナンバー、3ナンバー)。

または、8ナンバーの要件を満たす改造をすることによって8ナンバー登録する方法が選択可能です。

キャブコン

キャブコンはバンやトラックの荷台を作り替え、シェルを架装してしまうため、必然的に8ナンバー登録となります。

8ナンバー登録の優遇を一番受けられるのがこのタイプのキャンピングカーです。

軽キャンパー

軽キャンパーは使い方によって柔軟にナンバーの選択をすることが可能です。

キャンピングカー登録をせずに、元のナンバーのまま乗る方法もありますし、軽の規格のキャンピングカーにすることも可能です。

または、軽の規格以上のシェルを架装して、普通車ナンバーのキャンピングカーにしてしまう事も可能ですが、そうなると、当然、普通車扱いとなるので、軽自動車より維持費は上がります。

キャンピングカーの維持費

キャンピングカーの維持費には、普通乗用車と同様に法律で支払が義務付けられている法定費用と通常の車両維持に関わるメンテナンス費用の2種類があります。

法律で支払いが義務付けられている費用

まずは法律で支払いが義務付けられている費用から解説します。

法定費用には、自動車税と自動車重量税、自賠責保険があります。

自動車税

自動車税3・5ナンバー1・4ナンバー1・4ナンバー8ナンバー
  乗用車自家用貨物自家用貨物キャンパー
排気量CC2019/10/1~積載1t以下積載1~2t 
1000未満25,000円13,200円16,700円23,600円
1500未満30,500円14,300円17,800円27,600円
2000未満36,000円16,000円19,500円31,600円
2500未満43,500円16,000円19,500円36,000円
3000未満50,000円16,000円19,500円40,800円

自動車税は法律によって納税が義務付けられている法定費用で、同じ排気量で比較すると普通乗用車より8ナンバー登録のキャンピングカーが優遇されていることが分かります。

バンではあえて4ナンバーのままで8ナンバー登録に登録しない人もいますが、その理由は4ナンバーでは自動車税が逆転してしまうからです。

自動車重量税

重量税3・5ナンバー1・4ナンバー8ナンバー自家用
 乗用車商用車キャンピング車軽貨物
500t未満4,100円3,300円4,100円6,600円
1000t未満8,200円3,300円4,100円6,600円
1500t未満12,300円6,600円8,200円 
2000t未満16,400円6,600円8,200円 
2,500t未満20,500円9,900円12,300円 
3,000t未満24,600円12,300円12,300円 

重量税についても、乗用車と比較して8ナンバー登録のキャンピングカーが優遇されていることがわかります。

排気量が大きくなればなるほど普通乗用車との差は開きます。

一方で、バンでは重量税もキャンピングカーより安いケースもあります。

自賠責保険

自賠責保険 24ヵ月12ヵ月
自家用乗用車 20,010円12,700円
軽自動車検査対象車19,730円12,550円
自家用普通貨物2t超36,710円21,130円
自家用普通貨物2t以下32,730円19,120円
自家用小型貨物 23,150円14,280円
キャンピング車 22,450円13,930円

自賠責保険では普通乗用車よりキャンピングカーの方が少し高くなります。

自賠責保険ではバンが一番高額になります。

支払いは任意だが必要な費用

支払いは任意だけれど必要な費用として、任意保険やメンテナンス費用、駐車場代等があります。

メンテナンス費用に関しては架装部分があるため通常の乗用車に比べ割高となります。

キャンピングカーは重いので、タイヤの摩耗も早くなりがちで、早々に交換が必要になる場合があります。

駐車場に関しても、サイズの問題から1台分の契約では足りないケースもあるので、乗用車よりもコストがかかります。

思っているより、キャンピングカーの維持費は高くない!

法定費用では、キャンピングカーの8ナンバー登録は普通乗用車より優遇されていることがわかりました。

キャブコンなどのキャンピングカーのように、大きければ大きいほど税額は優遇される仕組みになっています。

法定費用に関していえば、普通乗用車より安く済む場合があります。

まとめ

以上、キャンピングカーの維持費について解説しました。

少なくとも法定費用に関しては、普通乗用車と大きく変わらないことがわかりましたね。

キャンピングカーを購入しようか迷っている人にとって、実際の購入の後押しになったでしょうか。

ご参考になれば幸いです。


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