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キャンピングカーは任意保険に加入できる?おすすめの保険会社は?
万が一の時に頼りになるのが自動車保険。当然キャンピングカーも加入できますが、一般の自動車保険とは違うところがあるので注意が必要です。
この記事ではキャンピングカーが加入できる任意保険と注意点についてご説明します。
目次
キャンピングカーで加入できる保険の種類
キャンピングカーであっても基本的には普通乗用等と同様に、加入できる保険は自賠責保険と任意保険に分けられます。
自賠責保険
自賠責保険は、普通乗用車の自賠責保険と同様で、法的に自働車の所有者が加入を義務付けられている保険です。
自賠責保険での補償の範囲はあくまで対人のみで、被害者の救済を目的とした保険となるため、補償を補う目的で任意保険に加入する人が多いです。
任意保険(自動車保険)
任意保険についても、普通乗用車と同様に任意保険への加入は可能ですが、「8ナンバー」を扱っているところは限られます。
キャンピングカーは保険の分類上特殊用途自動車に分類され、8ナンバー登録の自動車となります。
この8ナンバーを扱っている保険会社でなければ保険に加入する事はできないので、保険会社によっては、加入を断られてしまうケースももあります。
キャンピングカーは普通自動車と比べ圧倒的に生産台数が少なく、キャンピングカー仕様に改造されているために、保険の見積もりが難しいことも、通常の保険会社で取り扱いが少ない理由のひとつです。
キャンピングカーで任意保険に加入する際の注意点
次に、キャンピングカーで任意保険に加入する場合の注意点について見ていきます。
任意保険には大きく分けて3つの保険があります。
賠償責任保険
賠償責任保険は対人保険と対物保険があり、事故の相手に対し車両や塀など物損に対する補償と、被害者、つまりヒトに対してのケガや万が一亡くなられた場合の補償が付帯されています。
特に対人と対物保険は無制限での補償をオススメします。
傷害保険
傷害保険は同乗者に対しての保険で自分も含めケガをした時の補償となります。
車両保険
車両保険は自分の車が事故によって破損した場合や盗難にあった際の補償となります。
いずれも任意での保険なので補償の範囲についてはご自身で選択が可能ですが、キャンピングカーの場合特に注意が必要なのが、架装部分についての保険です。
キャンピングカーをお持ちの場合、車両保険では車両部分プラス架装部分の合算で保険に入る必要があるということを覚えておきましょう。
車両部分だけだと十分な補償が受けれられない可能性があります。
また、保険会社によっては、車両保険に上限が設けられている場合があるので注意しましょう。
国産のキャンピングカーであれば、一般的に設定されている車両保険の補償額で十分対応可能ですが、輸入車のキャンピングカーだと対応できないケースがあります。
キャンピングカーの保険に加入できる保険会社
2023年現在でキャンピングカーの任意保険に加入できる保険会社を調べました。
・キャンピングカー自動車保険「シェアティブ」
・あいおい損害保険株式会社「タフ・つながるクルマの保険」
・セゾン自動車火災保険「大人の自動車保険」
上記3つのサービスの対象には8ナンバーのキャンピングカーが含まれています。
キャンピングカー自動車保険「シェアティブ」
シェアティブの特徴は幅広い車種のキャンピングカーをカバーしている点が特徴です。
シェアティブは代理店なので、実際に契約するサービスは三井住友海上火災保険株式会社の提供する「GKクルマの保険」になります。
あいおい損害保険株式会社「タフ・つながるクルマの保険」
「タフ・つながるクルマの保険」も8ナンバーのキャンピングカーを補償の対象としています。
この保険の最大の特徴は、走行距離に加え、「運転特性(安全運転スコア)」が保険料に反映されるという点にあります。
具体的にはコネクティッドカーから得られる客観的な指標をスコアとして取り入れています。
セゾン自動車火災保険「大人の自動車保険」
「大人の自動車保険」は、40代・50代の保険料が割安になるという特徴があります。
インターネット上で手続きすることも可能ですので、40代50代の方でキャンピングカーをお持ちの方は、こちらの保険を検討するのもよいでしょう。
いずれの保険の見積りや契約に関しては、必ず、車検証、現在ご契約中の車両の保険証券、車両保険付帯希望の場合は購入金額が分かる売買契約書を用意しましょう。
まとめ
この記事では、キャンピングカーが加入できる任意保険と注意点についてご説明しました。
キャンピングカーも普通自動車と同様に任意保険に加入することは可能です。
一方で、8ナンバーの「特殊用途自動車」を全ての保険会社が補償の対象にしているわけではありませんので、注意が必要です。
キャンピングカーをお持ちで、任意保険の乗り換えや新規加入をご検討の方のご参考になれば幸いです。